ツムぐエンタメ日記

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『暁のヨナ』『ホタルの嫁入り』をはじめ、少女漫画を中心に、 最新話の感想・考察や人物分析を更新しています。

最初から失われる恋だった——ホタルの嫁入り番外編「恋と毒」前編 感想と考察

▶︎「再会までの空白期間」についてはこちら
紗都子はどんな人生を送っていたのか?
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番外編「恋と毒」後編を公開しました✨

▶︎ 後編の感想はこちら

ホタルの嫁入り番外編「恋と毒」前編の感想・考察記事アイキャッチ。結末を知っているからこそ胸が痛む物語というコピー入りのピンクグラデーション背景デザイン。
🌙 ホタルの嫁入り 番外編「恋と毒」

本編とは違う時間軸で描かれる、もう一つの物語が始まります。


今回の主役は、
殺し屋・三枝と、遊女・朝霧。

タイトルは「恋と毒」。


そしてこの物語は、
「結ばれなかった二人の出会い」を描くと予告されています。


本編が“愛の選択”を描く物語だとすれば、
この番外編はきっと、
愛よりも先に“生きる”を選ばざるを得なかった人たちの物語なのかもしれません。


殺し屋と遊女。
どちらも、自分の人生を自由に選べない立場。


だからこそ、
二人の間に芽生える感情は、
希望ではなく、
最初から“失われる未来”の匂いを帯びている気がします。


それでも作者がこの二人の出会いを描くということは、
きっと本編の物語にも、
小さく、けれど深い意味を落としていくはず…



更新後、
感想・考察・後編予想まで丁寧に追記していきます。

静かに胸が締めつけられる回になりそうな予感とともに、
まずはこの物語の始まりを待ちたいと思いますᵕ̈*



目次

  • 結末を知って読む物語という前提
  • 若き三枝と朝霧の出会い
  • 本編とは違う空気をまとった二人
  • 「恋と毒」が意味するもの
  • 結ばれない二人の20年
  • 朝霧という女性の強さ

本感想・考察(※ネタバレあり)

こんばんは、ツムぐエンタメ日記ですᵕ̈*

さて。梅の季節。
梅のもつ雰囲気が心地よく思うと共に、ホタルの嫁入りの時代や世界観と合うなと感じるこの時期。

タイトルは「恋と毒」
どんな話になるのかな、ってᵕ̈*…


作品として、登場人物をどう感じながら読むか…

私たち読者は、二人の恋の結末が悲恋だったことを知っているから、今回のこの「恋と毒」を読むに当たって、気持ちの入っていき方が違いますよね。

「どうなるんだろう?」ではなく、
「二人がどうやって出会ったのか、結ばれない二人の恋がどう始まるのか」

そんな気持ちでページを開きました。





冒頭、若い(23歳)三枝。

私の個人的な感想ですが、雰囲気が進平と似てました。
“色気”かなぁ。。
死と隣り合わせで生きる男の“危うさ”とでもいうのでしょうか…



一方、遊女・朝霧(17歳)。

三枝を色仕掛けで暗殺する役目を負っていたんですね、それが二人の出会いだった。

朝霧は、あの手この手で三枝の命を狙いますが、
読者もよく知る、三枝の“のらりくらり”とした雰囲気はこの時から健在で、朝霧の魔の手を軽やかに躱していくのでした。

すごいですね、全体として、雰囲気が違った。

本編の進平・紗都子とは、空気がまったく違う。
設定年齢だけで見れば近いのに、この二人だと全く“別の物語”になる。

漫画ならでは、ですよね。
ちゃんと「若い頃の、本編より約20年前の、二人の姿」で読める。
当時に遡って写真を見ているというか、映画の回想シーンを見ているというか。
イラストなのに、“リアルな当時”を見る感覚があって、個人的にはテンション上がりました。

17歳の朝霧さんの雰囲気が、そう思わせるんです。
「一番人気って、こういうことか!!」みたいな。。

本編の30代の朝霧さんも可愛かったけれど、なんていうかな…違うんですよね。


若い三枝さん。
飄々としている中に、頭の良さというかを感じさせました。
…というか、朝霧にもありましたね、


恋と毒。
二人とも、危うい死線を渡り続けてきたからこそ惹かれ合う恋って感じかな。。

25Pがあっという間で。
「え。次回、後編でどう締めるんだろう」と気になってます。

本編でも描かれた通り、この二人は結ばれない。
心は結ばれていたけれど、共に歩み、一緒に命を終える形ではなかった。



きっと本編の二人も、相思相愛とわかっていながら、いがみ合っていましたよね…
柳田という、人の弱みを握って操る男を中心に、闇の世界で暗躍され続けてきたんでしょう。
お互いを人質にされ、利用されながら生きてきた悲しい二人。

その状態で20年ずっと…
いがみ合っている“てい”でしか、ずっと一緒にいられない20年だったんだろうな…。

進平たちとはまた違う、命をかけた寄り添いかたですよね。



本編で描かれた、紗都子を叱咤しにきた朝霧の「あっぱれな男だった」という三枝への想い。
どうしたら、どう生きたら、あんな強さを持てるんでしょう。

“作品”なんですけど、朝霧の生き様が気になります。

三枝も言っていましたが、17歳であの肝の座り方は、“いい意味でゾクッとする”と思うんです。

お互いがお互いにどう惹かれていくのか…
本編とはまた一味違う大人の恋の続きが楽しみです。



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本編の物語とあわせて読むと、この番外編が描こうとしているものがより深く見えてくるかもしれません。

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